パラマウントベッドから主力商品の『楽匠Zシリーズ』の後継機種、『楽匠プラスシリーズ』が発売になりました。数年ぶりの後継機種なので、注目の商品ですね!
・背上げ機能の向上について
楽匠プラスは、楽匠Zと比較して、背上げ時に骨盤も起こすことにより、安定した背上げ姿勢が可能になりました。
ベッドと身体の接地面が増えることによって、安定した姿勢保持、体圧分散、床ずれリスクの軽減が期待されます。
・ラクリアモーションについて
ラクリアモーションは、リクライニング時にベッドが傾斜することで、立ち上がり動作、ベッド上で座位に近い姿勢になれるので、食事する際などにも非常に役立つパラマウント独自の機能ですが、ボトムの改良により、楽匠プラスは、身体のずれなど従来の楽匠Zシリーズよりもラクリアモーションの効果が向上しているとのことです。
・楽匠プラス”Hモデル”と”Xモデル”の違い
楽匠プラスには、ラクリアモーションを搭載した”Hモデル”とラクリアモーションは搭載していないが、超低床に対応した”Xモデル”の2タイプがあります。
楽匠プラスには、モデルによってラクリアモーションが搭載していませんので、選定するときには注意しましょう。
Hモデル(ラクリアモーション搭載モデル)
Xモデル(超低床対応モデル)
Xモデルは、超低床仕様に対応可能で、脚座の付け替えによって、最低床高15㎝に対応可能です。
・呼び出し機能
利用者さんがベッドリモコンの呼び出しボタンを押すとご家族のスマートフォンに通知が届く便利な機能。
Bluetoothを使用しているので、電波の届く範囲は自宅内になると思います。
また、今後は、独自センサーとの組み合わせでインターネットを介した見守り機能を搭載予定とのこと。
・スマートフォンとの通信機能
スマートフォンのアプリと連動して、リモコン操作が可能になります。
・ボードのバリエーション
ボードの種類やカラーにバリエーションがあり、自宅のインテリアに合うおしゃれなデザインです。
手すり代わりにもなる多機能ボード
棚付きユニットボード
キルト調でおしゃれなカラーバリエーション
・タイプ別バリエーションまとめ
1モーター 高さ調整のみ | 1モーター 背上調整のみ | 2モーター | 3モーター | 超低床 (最低床高15㎝) | 垂直昇降方式 ※3 | スマートフ ォン呼出機能 | レギュラーと ミニ にサイズ変更 | |
Hタイプ | - | - | 〇 | 〇 ラクリアモーション | - | 〇 | 〇 | 〇 |
Xタイプ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇※1 らくらくモーション | 〇 ※2 | 〇 | 〇 | 〇 |
※2超低床仕様には、脚座の変更が必要です。
※3垂直昇降方式とは、電動ベッドを昇降させた時に前後にブレがなく垂直に昇降する仕様のベッドになります。
楽匠プラスのおすすめオプション品
サイドレール
ベッドから身体や布団が転落しないようにするベッド柵です。
”KS-161Q”は2本組で全高50.3cmとなっており、標準的なマットレス用となっております。
エアマットなど厚みのあるマットレスには、転落の危険がないように、全高56.3cmの”KS-191Q”
”を選びましょう。
ベッド用手すり・介助バー/サイドグリップ
介助バーは、ベッドにしっかり固定されるので、手すりとして使用することができます。
上記のサイドレールはベッドに固定されていないので、手すりとして使用するには危険ですので、気を付けてください。
KS-098Aは、L字型になっているので、ベッドからの立ち座りや車いすなどへの移乗動作がしやすいです。
KS-030Aは、サイドグリップというもので、L字型になっていない分、狭所な場所で使用できます。
まとめ
今回は注目の介護ベッド”楽匠プラス”について、ご紹介させて頂きました。
別記事では、最新機種を含めたおすすめの各メーカーの介護ベッドをご紹介していますので、よろしければ、以下リンクよりご覧ください。
下記サイトでは、介護ベッド選びのポイントや注意点、導入時に使える公的制度をご紹介しています。
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